N-アセチルグルコサミンってどんなグルコサミン?

N-アセチルグルコサミンとは、動物の体内の関節や肌に存在しているムコ多糖の一種「ヒアルロン酸」を構成する成分のひとつです。

もともと体内で合成生産される生体成分の一種ですが、外部からサプリメントなどで補う場合、体内で吸収された後、ヒアルロン酸に変化して肌のうるおいを保ったり、骨と骨の間に存在する軟骨成分として関節をスムーズに動かすなど、健康的な生活を送るためになくてはならない存在となっています。

市場にはヒアルロン酸そのものを補給できるサプリメントなども販売されていますが、ヒアルロン酸はもともと高分子の成分で体内吸収率が低いことから、その原料となるグルコサミンを摂取してヒアルロン酸の生成を促した方が効率的といわれています。

そこで近年、グルコサミン配合のサプリメントなどが数多く販売されていますが、その種類はN-アセチルグルコサミン配合のものとそれ以外のものとで大きく2つにわかれています。

N-アセチルグルコサミンと通常のグルコサミンの違い

では、N-アセチルグルコサミンとそれ以外のグルコサミンはどんなところに違いがあるのでしょうか?

ここでは原料や製法、体内でのはたらきなどさまざまな点から2つの成分を比較してみました。

原料

N-アセチルグルコサミンと通常のグルコサミンはどちらもエビやカニなどの甲殻類のキチン質から抽出されています。

もちろん、配合量などは商品によって異なりますが、原料そのものに関しては両者に違いはないと言えるでしょう。

製法

N-アセチルグルコサミンと通常のグルコサミンは原料は同じですが、グルコサミンを抽出する際の製法・加工法が大きく異なります。

通常のグルコサミンの場合、キチン質を硫酸塩または塩酸塩で酸分解することによってグルコサミンを抽出します。

どちらも加水分解によってグルコサミンを取り出すところは共通していますが、塩酸塩で酸分解したものの方が分子量が小さいため、より体内に吸収されやすくなっています。

一方、N-アセチルグルコサミンは酵素分解で抽出されるところが特徴で、酸分解に比べるとやや時間はかかりますが、そのぶん動物の体内に存在するものと同じ構成のグルコサミンを精製することが可能となっています。

体内でのはたらき

グルコサミン硫酸塩またはグルコサミン塩酸塩は生体内に存在するN-アセチルグルコサミンとは構成が異なるため、たとえ経口摂取してもそのままヒアルロン酸の原料として活用することはできません。

そのため、体内に入ったグルコサミン硫酸塩(塩酸塩)はまず体内に吸収されやすいよう、N-アセチルグルコサミンに変換されてから利用される仕組みになっています。

この変換には時間がかかる上、摂取した分すべてが利用されるわけではないことから、即効性や関節症予防の効果はやや低下してしまいます。

一方、N-アセチルグルコサミンはもともと生体内に存在するものと構造が同じなので、変換の必要がなく、体内にスムーズに吸収されるところが特徴。

そのぶん体内吸収率も高く、通常のグルコサミンに比べるとその吸収力は約3倍も上回っています。

通常のグルコサミンは硫酸塩や塩酸塩を利用して分解されるため、グルコサミンそのものに塩が残ってしまうことから、独特の苦みやえぐみを感じることがあります。

その点、N-アセチルグルコサミンは酵素で分解するため塩が残ることはなく、むしろ自然な甘みを感じるので、そのままおやつ感覚で食べられるサプリメントとして販売されているものも存在します。

摂取量の違い

通常のグルコサミンは体内でN-アセチルグルコサミンに変換される際、大部分が損失してしまうため、1日あたり1500mgもの量を摂取する必要があります。

一方、N-アセチルグルコサミンは変換作業が必要なく、通常のグルコサミンの約3倍の吸収率を誇っているため、摂取量も3分の1の500mgで済ませることができます。

N-アセチルグルコサミンのサプリメント

N-アセチルグルコサミンを配合しているサプリメントはいくつかありますが、ここではその代表的な商品と配合量をまとめてみました。

UMIウェルネス N-アセチルグルコサミン

配合量:1000mg

暮らしの匠

配合量:600mg

ステラ漢方のグルコサミン

配合量:500mg

美健知箋グルコサミン

配合量:340mg

jelly de グルコサミン

配合量:500mg

あゆみEX

配合量:不明

キダデラックス

配合量:不明

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